名古屋の富田先生の合奏会の演目に有名な「尾上の松」がきまりました。
この曲、邦楽を学んでるものにとっては難曲ではありますが憧れの曲でもあります。箏も三絃も手は難しいし唄も細かく唄いにくい、でも舞台にあげるとたいそう聞き映えのする曲です。
弟子のTSさんにはかなり早い曲ですが、頑張って行きたいということで取り組んでます。
彼女はよく手が動く方なので、手数の多い所は割合にこなされてます。
しかし古典的な手法は難しいのでしょう。
人差し指、中指を使ったトンカラリンやかき手が何とか弾けるけど、綺麗な音で弾きにくいようです。向こう指の当て方や
向こう指から手の中をしめて連結するのをそこだけ分けて、丁寧に説明しました。
こういう所がお箏は難しいですね。
でも、できるようになると何とも言えない素敵な音色がでてきますよ。
私の前では何とかできましたが、確立のために
お家でも復習しておきましょう。
私もこの曲を初めて三絃で弾いた時は難しいお箏の手にひきずられそうに
なって、何度もお稽古した記憶があります。
舞台も何度もかけてものにしていく大曲です。
目の覚める様な演奏で弾くといいといわれますが、その裏にはなみなみならぬ努力もいる曲です。
コツコツと焦らずお稽古
していきましょう。
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