日々、音色の研究
31日の本番に向けて余念のない毎日です。人前で聞かせる演奏までもっていかないといけないので、楽譜通りに弾けるのは第一段階のクリアーで
聞きにきてくださる方に心地よくきいてもらうために、日々音色の研究です。
3人の横の線が綺麗に揃うためにもリズムも正確に、曲の面白さを出すためにもテンポの緩急もかかせないです。
やること沢山有りますが、厳しい指導にもしっかりついてきてくださるから、身についてきてます。
練習の場所も本番とおなじぐらの広さでしないと効果がないので、広い場所に持っていくために、準備は本当に大変です。
いつも思うのですが見た目のはんなりさと違って結構ハードなところがあります。
でももともと怠け者の性分の自分が続いてるから楽器に魅力をかんじてるのでしょう。
師匠が練習の時に人一人でも必ず聞いてもらってると違うからお願いするといいよっていわれます。
聞いていただくとスポット浴びたみたいで本番感がでて、弟子は緊張で手が攣った様です。本当にこの方法はいいのでおすすめです♪
また、動画も撮って練習するといいとも言われ、早速やってみたら、動画になんと情報量のおおいこと。
よく弾けてるかなとおもってたら、姿勢の悪さ、不穏な手の動き、そんなものは音色にはっきりと
比例してきます。
よい姿、様からいい作品が生まれると言葉にありますが、本当だなっておもいました。
最近私の所に弟子入りして箏の魅力に取り憑かれた息子君、動画に聴衆役まで、引き受けて下さり大助かりです。
本番向け頑張っていきたいです。
箏のスクイの手法の難しさ
スクイの手法は箏の手法で超難度かもしれないですね。
特にニ箏はこのスクイがラッシュな曲ばかりで、一杯時間かかりますね。
スクイの所にだけいつもより手首を落として手首の屈伸はいるし、爪の頭と側面をひきわける、そして微妙な角度に当てるこの微妙な技巧の中から、かすった様ななんとも言えないない奥行きのある音色、でも難しいですね‥。
できたかなと思っても私にまだまだと言われ、
へこみそうなのに、最近は本人さんも覚悟がきまったようで、たちどまったり録音したりで、少しずつ身につけて発見していくみたいです。
本物に向け奥深いものを会得するのは、本当に労がいりますね。
立ち止まったり、考えたりゆっくりゆっくりでないと、進め無いし、見つけられない。
師匠もそんな感覚をいつも味あわれてるのでしょう。
コンサートで素晴らしい芸を拝聴させてもらう中に、どれだけ時間を詰め込まれ考え弾きこまれたのかと、どこか伺えられます。
昔正派の大久保雅礼先生がお三絃がものの見事に素晴らしくひかれてましたが、ご自分いわく「才能がない分凄く努力してるのよ」って言われ、芸の大家も一朝一夕で生まれるものではないのだなと思った記憶があります。
紅蓮花、螺鈿などで十七弦の頑張り
コンサートに向け紅蓮花のリズムの難しい事。
裏迫のリズムが体にはいって、曲にのるまではこれも時間がかかります。
良くなったと思っても侮れない。箏でポップスを弾くのはむずかしいけれど、あってくると壮大な感じがでて、紅蓮花は和楽器似合いそうと喜びにひたれますが、それもつかの間、リズムはあなどれないです。
螺鈿もツンツンというつき手の手法が効果的に使われた所があります。
おそらく螺鈿細工がきらきらひかる様を光線のように作曲者は表現したかったのだと思います。
ツンツンと左で瞬時につくのは、リズムどおりにいかない、かつ手首のしなやかさも必要、そして音程の鋭さも要求される。かなりよくなってきてます。もう少しです。
本番を重ねるたびに深みもますから、精度も上げたくたり、指導も多くなりますが、身についていると思います。
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