名古屋の富田先生の所で勉強してますが、今浪花十二月をもっか稽古中です。
先生の所では、他ではお習いできない端唄や作物が出来るのでとても楽しみです。
「浪花十二月」は座興のために作られた愉快な作物です。
天明以降の作品で、元旦から大晦日までの年中行事をたくみにつづってます。
先生の緩急は絶妙で、語りも味わい深いですが、それを真似るのは中々で、テープを何度も聞き返しては、ものにしてます。
地唄はまた発声も発音も難しく、含んだ様に発音したり、舌を色々工夫したりで、味のある唄に近づくには、コツコツ繰り返して研究がいります。
体に馴染んでくると、若菜や七草を飾り、若戎に祈る情景が少しは頭に浮かんできて、洒落た味わいの曲を楽しむ余裕もでてきます。
今度の教会のコンサート
で丁度七夕の頃でもあるので水無月祓い、七夕、八朔の所から、演奏しようとおもいます。
愉快な歌詞に、珍しい節の和の世界を暑い季節ではありますが、楽しんで頂ければ嬉しいです。
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