昨年の11月、地方では中々聞けない音楽集団の演奏を大阪の豊洲ホールまで足伸ばして聞いてきました。
初めは長沢勝俊さんの「人形風土記」で、やったことがあるから、とても懐かしくもありました。
出だしの箏の華やかなメロディがやはり素敵で和楽器の心地よい演奏が至る所にありました。
後半の小さく弾くところがもっと芯のある音が欲しいかなとも思いました。
後半は佐藤敏直さんの「ディベルティメント」はやはり名曲で圧巻でした。
初めの田園風景をおもわすのどかなメロディではじまり、時折三絃がきりっとはいってきて、多様なシーンを想像させてくれ、佐藤さんの作曲のものは何処か独特な世界観を感じさせてくれる気がします。
十三弦、十七弦、尺八もて上手な方々が入り体で演奏してるから、演奏も説得力があり、全体にうねりを感じ、なんともいえなかったです。
終曲の伊福部昭さんの「SF交響ファンタジー」でゴジラのメロディを中心で、太棹三味線や打楽器もいろんな種類で4、5人はいり正に大編成で迫力もありました。
色んな面白い聞き方がみつけられ、打楽器も色んな個性があり楽しめました。
その中で1人の方の打楽器のリズム感のよさがとても心地よくもっと聴いていたいなって思いました。
もう1人胡弓のソロのかたがとても上品で演奏が心に凄く響く方で、プロをみたらなんと有名な「帯名久仁子」さんでした。彼女は同郷の島根で私はお母様にも師事させてもらい、とても繋がりの濃い方であるだけに、本物のいい演奏をされる彼女にとてもまた感銘強いものも感じました。
息子と遠い大阪まででしたが、充実感のある時を過ごせたようでした。
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