音楽集団の大阪行きの際、幸運にもあの有名なメトロポリタン美術館展にも出会えました。
美術館への佇まいも崇高で、その建物に足をふみこむだけで、芸術を観賞出来るというこちらの気持ちも楽しみというか、心の備えみたいなのも出来上がり、文学で言えば枕言葉のような、は入り口の演出も含めて、鑑賞かなって思わせてもらえる感じでした。
中に入ると今まで見たことのない名画ばかりで、言葉を失うぐらいでした。
中で1番印象深かったのが「マリージョセフィーヌ」の少女の絵が衝撃的でした。
逆光で描かれた作品で、少女の表情は疲れ、周りも椅子だけで物悲しさを感じる後ろ向きな所へ回り込む逆光がこの絵に一役かってる。陰と陽のコントラストが好きなわたしにとってはずっと見ていたかった絵です。
演奏も一つをきわだたせるためにその前半を引き算で陰にしてやるといいのですが、その陰の作り方が本当に難しいです。今コンサート前で練習に勤んでるさなかですが、
この作品を胸に工夫していきたいとおもいます。
絵はよくわからないですが、名画という本物に出会うと精神まできりっとさせられ、正に一期一会の出会いのようでした。
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