天才画家ピカソといえば、右と左の顔が違って個性的な画風が特徴で正直いって少し苦手でしたが
ピカソだけを取り上げるのもめずらしく、「青の時代」「実験的なキュビズム」「古典への回帰」と時系列に画風をとりあげるのもおもしろく、ピカソの描こうとしてた絵がよくわかりました。
「青の時代」は盲人、娼婦、乞食など社会の底辺にある弱者を青で描き人生の悲哀葛藤を描いてます。
その中の「しゃがむ乞食女」は実際本物の彼女がいるかのようでした。
本物って見た通りの写実的にあるがままを表現するのではなく、深い眼差しで観察した様子、またそこからなにを感じ描きたいかを表現することの奥深さなのかもしれない。
「乞食女」はなんともいわれぬ苦悩を抱え、しゃがむ様子は引き込まれるほどの哀愁のかたまりでした。
音楽もまた全ての芸術にも通じることなのかなとも思いました。
そう思うと、自分を見つめおのれの考えをどこまでも追い求めるには
現実、なんとも情報量の多い世の中だとおもいました。
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