正派の友達が文楽は三絃の勉強になるから何年も前から行かれ、私も一度は行きましたが、やはり面白かった記憶があります。
今回はNHKのドキュメンタリーで放送された、重要無形文化保持者の三味線奏者鶴澤清治さんがこの広島で拝聴できるので息子と勇んでいってきました。
人形浄瑠璃の3人で動かす技はまるで生きているようで、食い入るようにみました。
どちらかというと太夫の語り口と三味線の演奏が目当てで期待感が大きかったせいなのか、幸運にも間近でみれました。
太夫の声色を使って何人もの人の声を使い分け、お腹から出る迫力ある声に魂まで響いた感じでした。
また三味線も情感豊かで鶴澤清治さんの芸をなんとか耳に焼き付けたくて、もう太夫と三味線の息のあった芸は言葉がでなかったです。
つくづく日本の芸は魂文化なんだとおもいました。あの情感、迫力胸に刻み私も芸に励まねばと思いました。
箏も三味線ももちろんですが、文楽のあのような素晴らしさを若い人がどうぞ継承していきますようにと願うばかりでした。
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